この映画が成功しているのは バレエダンサーのドロドロした気持ち 主役を得るための 舞台裏でありがちなトップとの取引などを描くのではなく、音楽と 普通の生活から 孤独感や つらさを 軽くさりげなく描き あとは舞台を見せる、に徹しているところ。流石アルトマン。
1800円で バレエの舞台を見れるのだから お得感もある(徹底して全部みせてくれても良いが)
しかし映画狂の私には驚くことが2点
一応話題になったのでビデオで早送りしてチェック済みの「スクリーム」。あの陳腐な映画の主役が この映画の主役なのだ。
ちょっと驚き。
素晴らしい踊りと 自然な演技はかなり良かった!!!かなり。
あと、、驚愕した マルコム・マクダウェル。映画を観ている時に もっとも気になったスティングみたいな振付師 兼 金策に走るプロデューサーのミスターA。
そう、この映画を観た人で 何人 気づいているのだろうか、、(パンフレットとかに書いてあるのかな?)
あの「時計仕掛けのオレンジ」(キューブリック監督)のイケ好かない青年の役をした有名な俳優だ。
あの映画のイメージから薬漬けになっていそうだと思っていたが 良い感じに年とって 元気な役をしている姿を観れて キューブリックファンだった私は 嬉しかった!
舞台は モダンバレエで、舞台セットや衣装は 私は趣味合わない、(笑)と思ったが おすすめ映画ではある。