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これぞロックスター

これぞロックスター_a0022502_1725328.jpgブームを作っては直ぐに飽きるアジアで、スターの座を守り生き延びれる人は数少ない。
特に容姿端麗な男性には実力以前にあら捜しの評がついてまわり、弱い人はそこで逃避し薬や酒や性におぼれ、ひと時の快楽がのちのち虚しさを生み凡人にもなれず美形も実力も失うなんて事はザラである。

しかし評を畏れることなくファンを飽きさせることなくDAVIDBOWIEを演じつづける芸術家は、永遠のスーパースターが何なのかをよ~く心得て歩んでいる。



これぞロックスター_a0022502_17282497.jpg
BOWIE自身少年時代のスターが汚れていく虚しさを記憶しているのだろう。
だからファンを飽きさせない。
70年代初期の彼のファンは彼は偽者だ、彼は金儲け主義だ、商才に長けているなどと批評する。その割に彼の次々挑戦する足跡にはちゃんとチェック入れているし羨ましい位の生き様に一目置き、自分の時間割いて観に来ている。往年のファンたち、在日英国人、音楽界の方々、ファッション界、演劇界からボウイに影響を与えられた人々が集結した夜だった。勿論いい音楽を捜し求める若い世代も沢山いた。

ボウイの音楽評はロッキングオン社の十八番だからお任せして
(ロッキングオンはボウイの詩に着目しロックを多方面から分析して成功した雑誌である、また今度、詳しく書かせてね) ガリガリだったボウイはやっと?まともな体つきになり、もともと音域の広かった彼にものすごい声量がついたのでやたら歌がうまかった。だから声量あるんですよ~~~という歌い方が目立ち(笑)ボウイ節と名づけた。

レベルレベルを歌った後 
「こんばんは~ただいま~」なんて日本語で(あの笑顔であの声で)言いやがるぅ。
きゃ~~~~、狂喜乱舞ぅぅぅ。








彼は昔から自分で今の自分をホントによく分析する。彼の最新アルバムはコンサートに行くので買った。
音楽的には私は好みではない、重い。でもやっ~~ぱり詩人!(勿論訳詞がないと直ぐには解らないわよ)。
テロや戦争もさりげなくテーマに入れ込んであるが彼は今どう生きるかを考え終え、どう死ぬかに向かっている。いいじゃん、、そこまで私たちファンに こたえなくても良いよ、と思うが、
今、自分のテーマが「卑怯な犬、満足得ないスター」であるから仕方ない。悲しい曲になるとふと死なないでよ~~なんて思ったりしながらメッセージを聞き取る、、、、。世界ツアーが終わるまで 何か別のテーマの分析に入ってくれ!

今回は万人が知るヒット曲ではなく「ハンキードゥーリー」から「リアリティ」までの中からかなり厳選された選曲だった。ファンも叫びながら ボウイと共に歌い、彼のかっこよさに、またお茶目さにも釘付けとなり、客席も一体化していた(バンドも凄く上手かった、特にピアノ!)
サービス精神は相変わらず、演出家であり、演技者であり、偉大なるシンガーだと感涙した。彼に影響を受けて、彼に似たミュージシャンは沢山出たがどれもインチキくさくて直ぐ飽きる。なにせ自分の探求度が足らない。どんどん美貌が薄れて技巧に走り薄汚くなるミュージシャンを尻目に彼はまた成長して輝き続けるのだろう。誇りに思う。

01 Rebel Rebel  
02 Hang On To Yourself
03 New Killer Star
04 Fashion
05 Cactus
06 All The Young Dudes
07 China Girl
08 Reality
09 5:15 The Angels Have Gone
10 The Man Who Sold The World
11 Hallo Spaceboy
12 Sunday
13 Heathen (The Rays)
14 Under Pressure
15 Slip Away
16 Looking For Water
17 Quicksand
18 The Loneliest Guy
19 Afraid
20 Be My Wife
21 A New Career In A New Town
22 Ashes To Ashes
23 I'm Afraid of Americans
24 "Heroes"
(Encore)
25 Bring Me The Disco King
26 Five Years
27 Fall Dog Bombs The Moon
28 Suffragette City
29 Ziggy Stardust
by nice68 | 2004-03-10 17:16 | MUSIC
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