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路上のソリスト

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男の人はどこか「全てを投げ出して路上に寝そべってみたいという開き直りの憧れがある」と聞いたことがある。
野原や海ならまだしも、何故路上に寝そべるとか、ホームレスに憧れるのか、理解できない。秘密基地を作りたい少年の気持ちなら理解できるが、ここは謎だ。それを書いてあった書物さえも忘れてしまったが、父からもTVでも耳にしたことがある。真面目で身奇麗な人ほどそういう気持ちがあるのだろうか。
追記+本当の路上生活と言うのはそんな憧れのものではない。

L.Aタイムズの有名コラムニスト、スティーヴ・ロペスが書いた実話、路上のソリスト

『プライドと偏見』『つぐない』のジョー・ライト監督が映画化。
ロペス役をロバート・ダウニー・ジュニアが!!立ち直ったね!カッコイイ!

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なぜ天才的チェリストが、ホームレスになったのか。
仕事にマンネリを感じたコラムニスト、ロペスが路上でバイオリンを弾き続けるホームレスのナサニエルと出会い、彼の過去を取材しコラムに綴りはじめる。
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反響が大きくチェロを提供するものまで現れジュリアード音楽院に戻そうとするのだが、それが彼には苦痛なのだ。言われたことに従わないと誰しも離れていくと恐怖を感じ怯えるナサニエルがロペスの「友達は時々喧嘩もするよ」と言う言葉で救われる。ロペス自身もホームレス生活での解放感を味わうがもちろん一時的なもの。
実態は悲惨。ナサニエルが普通の生活に戻れるよう支援していく。
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路上生活者に関する社会問題と誰もが多かれ少なかれ抱えている心の闇や改めてクラシック音楽のすばらしさを認識できる共感できる箇所の多い映画。

余談だけど、
先日市川市のホームレス支援団体を見ていたら、無報酬で支援している人は牧師。牧師の仕事も止めておこなってる。近所のユニオンチャーチも毎週炊き出しを行う。

何故日本の僧侶や神社仏閣は彼らに炊き出しや寝床を提供しない?支援を何一つしてないのに、奉納金で改装してばかり、ベンツ乗ってどこ行ってんの?だから信用できない。
by nice68 | 2009-04-19 09:29 | FILM
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