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不都合な真実
政治に関して無関心であるならば政治家に何されても文句は言えないのではないかと常日頃から思う。
人道的な問題を無視して税金を勝手に使い、真実を隠蔽する政治家を許し、派手な動きだけで投票する。
いや、投票もせず国民が無関心であればあるほど、政治家や一部の巨万の富を得た企業家だけで都合よく進行できる政治。
一見豊かな日本でも、家族や人間関係等、身近な問題を解決していく事が先で政治的な問題を解決する余裕がない。
そういう現代・・・・

審判の日が来てから後悔しても遅い!byアル・ゴア

一瞬だけ大統領だったと皮肉りながら登場し、息子さんを交通事故で亡くしかけたことにも触れながら、何が大事か考えが一変した事、何をすべきか学んだ事をベースとし、教授や科学者の研究データーから、温暖化ストップを訴える使命感をになう政治家&人道家。この論述のどこが科学者の偏見、国益を脅かすものなのだろうか?これで説得力がないというなら小学生からやり直してくれと思う。

政治家にとっての不都合な真実を隠そうとして、
真実を報告した科学者が職を失い、真実をいえない状況を作ってきた米国政府に対してのゴアの怒りも伝わる。
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愛国心や国益を唱えた一部の階級だけが満たされる政治に関してもオカシイと解っていながら投票した人たちや、
大統領選がオカシイと解っていながらも選挙管理委員を管理しなかった事、映画を観ながらよぎるブッシュ親子の猿顔&猿芝居。
ゴアがノーベル平和賞の立候補にあがっているようだが、そういう事を求めているのではないのも解る。
何かを祈る時は行動もすべし
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車に乗るならハイブリット車に乗ろう、
なるべく歩くか自転車に乗ろう、
冷暖房の温度設定を変えよう、
環境にいい物を購入しよう、
と、私達にできる事柄を語りながら終わっていく。
このときメリッサの音楽が流れるのですが
アカデミー賞で彼女(彼?)を観た時は個人的趣味で
No more hippie musicでしたが映画の中では良い感じです。

この映画を観るよう知人に勧めましょう、
学びましょう、行動に移しましょう.と終わる、必見です。

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善き人のためのソナタ
はじめに、主演したウルリヒ・ミューエ氏は先月末胃がんのため54歳で亡くなられています。アカデミー賞ではこんな元気だったのに。ご冥福をお祈りいたします。

原題は「Das Leben der Anderen=他人の生活」
最後どんでん返しです。旧東ドイツの国家保安省の公務員が反体制主義な芸術家に対して冷酷冷淡な尋問を繰り返し、運動を消滅させようする、政治的圧力。DVD出たばかりだし、ネタバレしますのでmore機能使いまーす。



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それがですたい!良すぎ。

反政府運動の芸術家の集う中で演出家のイェルスカに誕生日のプレゼントとしてもらったピアノ楽譜のタイトルが「善き人たちのソナタ」。
劇作家と女優の日々を盗聴する事によって、シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラーに少しずつ感情が育つ。そして、このソナタを盗聴したヴィースラーがその旋律の美しさから芸術を知り、二人に感情移入をしはじめる。
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ファンとして女優と劇作家の仲をとりもったり、作家の隠したタイプライターを先に隠し自らの昇進を捨て芸術活動の手助けをするヴィースラー。
劇作家が盗聴されていたのに気づくのはベルリンの壁崩壊後。自分の盗聴資料が書き換えられていたこと、盗聴していた人の素性を知り、ただの郵便局員として働くヴィースラーに対し、本を書き上げる。

それがもう泣けます!中だるみがあるものの、最後は最高の展開。
必見。

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DVD_a0022502_12463473.jpg先月ベスト;ミス・リトル・サンシャイン
オーバートークなウザイ父親、やたら勝ち組負け組みにこだわる、最もマスメディアに動かされてるアメリカ田舎の家族。ヘロイン中毒のおじいさん、家族嫌いで口を利かない長男、夕食が市販のフライドチキンという料理をしない母親。そして、とてつもない夢を持つ少女。

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そこでメガネの小さな少女の夢を実現させようと、オンボロ車で会場に向かう珍道中、家族愛が目覚めていく映画。
おじいさんが亡くなり、ブルースト研究家の伯父が、引篭もりな甥に対して言うブルーストの言葉、「人生を振り返り苦しんだ月日こそ
自分を形成した最良の日だと悟る。幸せな月日は無駄に過ぎて何も学ばない、悩める青春時代は人生の黄金期、High Light!!」。
素敵な言葉でした~。感涙。
そしてコンテストの司会者も含め、ミスコンやああいうコンテストに携わる人たちのきもちわるーーーーーいゾッとする笑顔と、自分の計りでしか人を判断できないチイセー大人達、融通のなさが、よーく表されていました~!(ジョンベネちゃんを思い出したのは私だけではないでしょう)。その中、こどもを盛り上げる家族はとっても可愛かった。対比が上手い!

DVD_a0022502_13274516.jpg一生懸命家族をまとめようとする献身的母親役にトニ・コレット。この人は何の役でも出来ますね~。スゴイ。
私が観た映画↓
1994年「ミュリエルの結婚」
1996年「エマ」
1998年「ベルベッド・ゴールドマイン」
1999年「シックス・センス」「8 1/2の女たち」
2002年「アバウト・ア・ボーイ」
     「めぐりあう時間たち」
2004年「コニー&カーラ」
2005年「イン・ハー・シューズ」そして「リトル・ミス・サンシャイン」
常に別人!!
by nice68 | 2007-08-19 12:09 | FILM
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