私のクローゼットは黒とストライプ、ボーダーものばかりだ。
タンスは モノクロと淡い色や原色のTシャツとボーダーばかり。
もともと60年代の母のスタイル、バービーや その妹スキッパーや スカーレット、そしてモッズスタイルが私のお洒落の基本になっているので それらが解る人は ああ、ストライプにボーダーね、と理解してもらえると思うが、このタンスを見ると自分でも呆れるくらい 固執している感じだ。
年に一度は洋服は整理するが 購入するものは黒でカットの変わったもの、ストライプの色の綺麗なもの、ボーダーの間隔(あまり細いのは好みではない)にこだわり、気に入ったものは どんなに汚くなっても捨てられない。とにかく黒とボーダーとストライプ柄が大ッスキで、周囲にあると安心する。水玉の良さがあまりよく解らない。上品な柄なのかもしれないが、実は水玉模様は アニマル柄の次に苦手かも知れない。
大きな水玉柄なら未だしも、小さな水玉が可愛いと思えないので 店で勧められても ニコニコしながら逃げる。母も時々水玉のものを勧めてくる。 私も 試みようと、ウルトラマリンブルーに白の水玉のついたフランス製のシルクのスカーフを買った事がある。
いつも黒のワンピースに これを着けてみるのだが、出かける寸前 玄関の鏡を観て その場に放置してしまう。
この出番はもう一回もない。でも使っていないので 捨てる訳にはいかない。
もうこうなったら いつか出番が来るのを 待ってみよう。