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ソウルトリップ

福岡のアンティークショップ「ソウルトリップ」が随分前から北青山に残っている。80年代 中央区の親不孝通りの辺りが ロックな雰囲気になったのは このソウルトリップの影響が大きかったのではないだろうか。



私が子ども心に印象深く残っているのは 瀬○研○という古美術協会の方。
当然 70年代初期の風貌とは違うので うろ覚えで書かせてもらうが 訂正コメント 大歓迎です。

彼は ボリュームのある黒い長髪にカールがかかり 多分180近い丈にロンドンでしか手に入らないようなヒールが10センチ以上の ロンドンブーツを履いていた。
細身なのに胸が大きなカッコイイ女性と 他にロンドンブーツを履いた可愛いタイプの男性と3人でよく行動していて 少女漫画から抜け出したかのよう。目立った!!!
前出のサンハウスや クイーンのコンサートで逢った。
姉と私は ミュージシャンでもない彼らが かなり気になって 後をつけたことさえある (ガキだ)。そこがソウルトリップだった。
女性は 私たちと同じ街に住んでいて ピンクのサテンやレースを使って自分で洋服を作っているとしか思えない 個性的な格好をしていた。昼でもマーケットの立ち並ぶその街を闊歩しているので そりゃぁ目立っていて 隠れ?ロックファンとしては嬉しかった。

横浜や神戸という港町でも明確だが 福岡市も 那珂川という川を境にしてカラーが違う。
博多は「中洲」を含めた 東区や博多区といった 商人、工芸人たちの街でリーゼントにロックンロールという気性の激しい地区(事件も多い)。CAROLや金八、演歌も生まれる日本の下町といった泥臭さのある街だった。 
「福岡」は 城のあった役人街。 新興住宅街も含め 品とアカデミックさがあり、断然UKロックを愛するメッセージロックと自作フォークが育つ街だったように思う。
博多側から見ると 福岡は お高くとまった都会っ子にうつっていたらしい。決して仲が悪いわけではない、カラーが違うだけだ。
コンサートになるとどこに潜んでいるのか
(って私たちが子どもで 夜出られなかっただけだかが)
UKロックのような人たちが ぞろぞろと皮のロングコートを着て集まる。
大体 そう言うことしても 顔がついていっていないのが常だが 瀬○一味は違った。
顔も良い、雰囲気も良い、なんか すんごく格好よかった。

その後 何年もたち 瀬○氏はロスかロンドンでロッド・スチュアートの隣の家に住んでいるときいて 驚いた(かっこよすぎ!)。
上京して あるバンドの衣装を友人の付き合いで 一緒に取りに行った時に そこにいたのは あの時の女性だった。
彼女は相変わらずかっこよく胸の谷間の見える自作の服で 新しい若い長身の彼と暮らしていた。なんだかキャバレー(というところも映像でしか知らないが)のようなレースだらけの部屋で 辛辣な美大生の目には軽薄にしかうつらなかったが、彼女だ!という喜びは隠せなかった(世間は狭い)。
「キャンティー」という飯倉にあるレストランから 当時中学生だった荒井由美が 高校卒業頃デビューするまでの秘話がテレビで流れていた。その当時の福岡も かなりかっこよかった。マスメディアや有名人という権威を意識しない「粋な人たち」の「粋な音楽家発信地」だった。
この頃の番組を観たい。作りたい!
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by nice68 | 2004-10-12 19:32 | MUSIC
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